海外不動産投資物件!国別のメリットとデメリット
そこで今回は、投資国を選ぶポイントや各国の特徴、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
海外不動産投資は、物件だけではなく、投資する国の選別によっても成否が左右されるので、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 海外不動産投資物件選びのポイント
投資利回りや賃貸ニーズ、投資の難易度は国によって異なります。そのため、事前に各国の不動産事情を把握したうえで、投資する国を選ぶことが大切です。海外不動産投資と言っても、外国人の不動産購入が制限されている国もあるため、投資ができる国は限られます。
また、コミュニケーションを取りやすい、信頼できる不動産会社の選択も重要になります。日本人の不動産会社に依頼できるのはベストですが、アメリカなどの場合は不動産会社よりエージェントに依頼した方がいいケースもあります。不動産投資を検討されている国によって選び方を検討するといいでしょう。
2. 自分に合った海外不動産投資の国は?国別メリット・デメリット
ここからは、日本人に人気な海外不動産投資する各国のメリットとデメリットを、詳しく紹介していきます。
(1) アメリカの不動産投資物件メリット・デメリット
アメリカは人口増加率が堅調に推移し、賃貸需要の増加が見込めるというメリットがあります。新興国よりも法整備が進んでいるため、不動産取引上のトラブルも少なくて済むでしょう。
なお、アメリカの不動産投資は中古物件が大半を占めますが、外国人の物件所有に制限はないので、比較的スムーズに売買できます。
デメリットとしては時差の大きさが挙げられるでしょう。日本とニューヨークは13時間、ハワイとは19時間という時差があるため、現地とのコミュニケーションは取りづらいかもしれません。また、アメリカの不動産価格が上昇していますので、価格が高いことから初心者にとってはハードルが高いとも言えます。
(2) イギリスの不動産投資物件メリット・デメリット
少額からでも学生寮などの物件に投資できるのが、イギリスの不動産投資における大きなメリットです。物件価格も比較的安価なので、初心者にも向いているでしょう。
また、イギリスの不動産投資は弁護士などの専門家を介して行うため、法的な事故を防ぎやすいという特徴もあります。ただし、他国よりも売買契約の手続きが多く、物件の取得までには時間がかかるのがデメリットと言えます。そのため、投資を検討されている場合は、余裕のあるスケジュールでスタートするといいでしょう。
(3) タイの不動産投資物件メリット・デメリット
タイには、現地に在住している日本人が多いというメリットがあります。現地で不動産業を営んでいる日本人も少なくないため、日本人の賃貸管理会社も探しやすいでしょう。日本との時差は2時間と小さく、コミュニケーションの難易度も低めです。
デメリットとしては、物価の高騰が挙げられます。日本の不動産投資と利回りが変わらない物件も増えてきているので、投資を行う際に日本などの国と比較しながら慎重に行いたいところです。
(4) フィリピンの不動産投資物件メリット・デメリット
人口増加率の高さと物件価格の安さがフィリピンのメリットです。平均年齢が低く人口密度の高いフィリピンは、長期的な賃貸ニーズも期待できます。
デメリットとしては、物件が完成せずに放置される「竣工リスク」が挙げられます。プレビルド物件に投資する場合は、物件だけではなく売主を見極めることも大切です。
(5) マレーシアの不動産投資物件メリット・デメリット
マレーシアの不動産投資物件には、将来性が高いというメリットがあります。マレーシア政府は2025年までの先進国入りを目指しており、現時点ですでに高い経済成長率を示しています。
ただし、不動産の乱開発が進んだために多くの不動産が売れ残り、社会問題化しているというデメリットがあります。投資を検討する際に、物件の立地、賃貸ニーズなどきちんと見極めることが重要です。
(6) カンボジアの不動産投資物件メリット・デメリット
東南アジアの国の中で唯一米ドルにて家賃収入を得られるのは、カンボジア不動産投資の大きなメリットです。外国人は土地所有ができないのはデメリットではあるが、投資できる物件タイプとして、コンドミニアムの他に最近では、ホテル、オフィスなどとタイプが増えているのもメリットと言えます。
GDPは年々上昇しているとは言え、まだ貧しいエリアが多くあるのは現状です。よって、投資先は首都のプノンペンに限られると考えておいた方がいいでしょう。
(7) オーストラリアの不動産投資物件メリット・デメリット
オーストラリアの不動産投資物件には別荘地が多いため、資産性が高いというメリットがあります。東海岸のゴールドコーストは、とくに有名です。しかし、デメリットとしては物件価格が高額のため、大きな収益は望めないでしょう。
オーストラリアは住みやすい国として非常に人気があるので、将来的に移民などを視野に入れて検討するのであれば、いい投資先と言えるでしょう。
3. 効率よい投資物件の探し方は?
では、海外の不動産物件をどのように探したらいいのでしょうか。
ここでは効率よく投資物件を探す3つの方法をご紹介します。
・ 海外不動産のポータルサイトを活用する
・ 不動産会社から紹介してもらう
・ 不動産エージェントに物件を紹介してもらう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1) 海外不動産のポータルサイトを活用する
1つ目の方法は海外不動産投資のポータルサイトを活用することです。
掲載物件数が多い、有名なポータルサイトを3つピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。
Asset Ocean
海外不動産投資のプラットフォームです。まだサイト運用期間は短いですが、アメリカから東南アジアのカンボジ、フィリピンなど多くの国の物件を掲載しています。
資産運用や税金など海外不動産投資に関連する様々な情報配信をしていますので、これから海外不動産投資を検討されている方にとっては非常に有益な情報と言えます。
SEKAI PROPERTY
日本最大級の海外不動産情報サイトと言えるでしょう。
国別の海外不動産ニュースを定期的に発信しています。独自の海外不動産セミナーを開催しているのも特徴です。
Redfin
アメリカの不動産情報に特化して検索できるサイトです。
不動産の情報提供だけではなく、不動産仲介業務も展開しています。物件の購入もワンストップで考えている方にオススメしたいサイトです。
(2) 不動産会社から紹介してもらう
2つ目の方法は実際に海外不動産投資会社に物件を紹介してもらうことです。
国別で販売実績が豊富な海外不動産投資会社を3つピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
アンナアンドアドバイザーズ
カンボジアの不動産をはじめ、海外不動産の購入をサポートしている不動産会社です。
現地にも事務所があり、販売だけではなく現地の物件管理もされている実績豊富な会社です。建設中物件の進捗状況も現地から実況したりなど、投資家が不安にならないよう丁寧に対応している会社です。
カンボジア不動産投資にご興味がある方は、ぜひ問い合わせしてみてください。なお、代表の荒木杏奈さんはYou Tubeもやられていますので、合わせてチェックしてみるといいでしょう。
ビヨンドボーダーズ
マレーシア不動産投資の相談ができる会社です。
不動産の仲介だけではなく、管理や売却まで幅広くサポートしています。
オープンハウス
アメリカの不動産を扱う不動産投資会社です。
現地に事務所があり、人口動態や空室率といったさまざまなデータを分析して、投資に適した物件を厳選しています。
(3) 不動産エージェントに物件を紹介してもらう
不動産会社ではなく、不動産エージェントに問い合わせして、物件を紹介してもらうことも可能です。
その場合は、手元にある物件を紹介されるのではなく、ご自身の条件に合った物件を探してもらうという流れになるので、より満足のできる物件を探すことができますが、その分時間がかかってしまうことが多いので、余裕のあるスケジュールで動く必要があります。
また、エージェント制度を取っているのはアメリカが最も多く、アメリカ不動産投資を検討されている方にオススメしたい方法です。
4. 海外不動産投資物件選びに強い不動産会社の特徴
海外不動産投資を成功させるには、不動産会社選びは非常に重要です。
最後に海外不動産投資物件選びに強い不動産会社の特徴を5つご紹介します。
(1) 現地での情報収集力に優れている
海外不動産投資は現地での情報収集力は非常に重要なポイントになります。
不確実な情報を頼って物件を購入すると、思うように値上がりせず売却できなくなることもあるので気をつけましょう。
(2) 物件管理をサポートしてくれる
海外不動産投資は自分で物件を管理することができないため、管理を請け負ってくれる不動産会社の選択は必須となります。
現地の管理会社に依頼することも可能ですが、言葉の壁など初めての方にとってはなかなかハードルが高いと言えます。
よって、現地に事務所があり管理もしてくれる不動産会社を選ぶことが重要です。管理まで対応してくれる会社は購入後のサポートもきちんとされていると言えるので、必ず確認するようにしてください。
(3) 投資のリスクを説明してくれる
海外不動産投資には、メリットだけではなくリスクも伴います。リスクを隠して投資を薦めてくるような不動産会社には注意した方がいいでしょう。
逆に、海外不動産失敗の具体的な事例や対処法などを説明してくれる不動産会社は信頼することができます。
(4) 定期的に海外不動産の情報を発信している
海外の情勢は移り変わりが激しいので、情報の鮮度は大変重要です。なかでも、経済成長の著しい東南アジア諸国の物件を購入する場合は、最新の情報を入手して投資の可否を素早く決断しなければいけません。
よって、定期的に現地のフレッシュな情報配信ができるどうかも重要な判断ポイントになると言えるでしょう。
(5) 販売実績が豊富である
実績の少ない不動産会社はノウハウも少なく、思わぬトラブルにつながる可能性が高いので利用しない方がいいでしょう。
海外不動産の取引ルールは日本と異なります。そのため、各国の不動産取引に関する知見は、投資を成功させるために欠かせない大事な要素のひとつになります。
事前にHPなどからその会社の販売実績を調べたり、あまり情報がない場合は、面談の時に必ず出してもらうようにしましょう。
5.まとめ
海外不動産投資では、物件選びだけではなく、投資する国の選び方を知っておくことも大切です。メリットやデメリットは国によって大きく異なるため、各国の特徴をチェックして、投資の難易度を判断するようにしましょう。
また、不動産会社選びにも注意が必要です。実績が少ない不動産会社に依頼すると、思わぬトラブルにつながることもあります。物件選びで迷ったときには、海外不動産のポータルサイトを活用してみるのも一つの方法です。
Asset Oceanが根本的に解決を目指す課題は、海外不動産投資のハードルを下げ、市場を活性化させることです。