海外不動産投資の5つのメリットとは?投資するときの注意点も解説
海外不動産投資を検討している方なら、上記のような疑問を持たれている方も多いでしょう。海外不動産投資で成功させるためには、メリットもそうですが、注意点を理解することは非常に重要です。特に同じ海外不動産投資の中でも、先進国と新興国でメリットや注意点が異なるため、細かい部分まで理解しておかなければいけません。
こちらの記事では海外不動産メリットや注意点について詳しく解説しています。最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
1. 海外不動産投資のメリットは?
まず最初に海外不動産投資のメリットをおさえておきましょう。
主なメリットは以下の5つです。
(1)国内不動産投資よりも利回りが良い
(2)外貨によるインフレ対策になる
(3)国内不動産と組み合わせることで安定したポートフォリオを組める
(4)少額の資金で物件が購入出来る
(5)キャピタルゲインが期待出来る
それぞれについて詳しく解説します。
(1) 国内不動産投資よりも利回りが良い
海外と国内の不動産投資を比較すると、海外のほうが利回りの良い不動産が多いです。日本と比較して経済成長や人口の増加によって物価が上昇している国が多いのが理由になります。物価が上昇することにより、家賃収入の増加や不動産価格も上昇していくからです。
ただし、ひとことに海外不動産投資といっても、新興国と先進国では全く違います。例えば、新興国の場合は上昇率が高く、高い利回りの不動産が多いです。新興国は経済成長率や人口増加率が先進国よりも高くなりやすいことが原因と言われています。とはいえ、どこの国でも成長しているわけではありません。新興国でも経済成長が停滞している国もあるため、投資を検討している国の経済成長率や人口増加率を事前に調べておくことが重要です。
一方で、先進国の場合は日本と同様に経済がある程度成熟しているため、新興国よりも利回りは期待出来ません。反面、法整備が整っているなど新興国よりもリスクが低く、安定性が高いことが特徴です。
リスクを最小限に抑え、安定した投資を目指すなら先進国に投資することをおすすめします。
(2) 外貨によるインフレ対策になる
海外不動産を購入して運用すると、その国の通貨で家賃収入を得ることが出来ます。例えば、アメリカに投資をすると、米ドルで資産を得ることが可能です。このように円以外の通貨で資産を持つことで、インフレ対策にもなります。
では、インフレとはどのような事態のことを指すのではしょうか?インフレとは、物価が継続的に上昇していくことで、通貨価値が下がる状態のことを指します。例えば、おにぎり1個100円が、200円の価値になるという状態です。つまり、上記の状態だと円の価値は半分に下がってしまいます。
外貨の価値は為替変動の影響を受けますが、為替の動きによっては円資産よりも価値が上がる可能性があるため、インフレ対策をすることが可能です。
(3) 国内不動産と組み合わせることで安定したポートフォリオを組める
海外と国内の不動産を組み合わせることで安定したポートフォリオを組むことが可能です。ポートフォリオとは資産運用の形式の一つで、株式や不動産など複数の資産を組み合わせることでリスク分散することを指します。例えば、国内不動産だけ所有している場合には、地震や台風などの災害のリスクや人口減少による空室により、家賃収入が無くなる可能性があります。
一方で、海外不動産を所有している場合は、上記の事態に陥ったとしても海外不動産から収入を得ることが可能です。しかし、海外不動産も予想していた収入が得られなくなることは珍しくありません。天災以外にも政権交代などにより経済政策の方針変更や法律が改正され、安定した収入を得ることが出来なくなる可能性もあります。
つまり、国内不動産のみや海外不動産のみの場合はいずれもリスクが多いです。
海外と国内不動産の両方を持つことでリスク分散が出来るため、安定したポートフォリオを組むことが出来ます。
(4) 少額の資金で物件が購入出来る
新興国は日本と比べると物価が安いです。そのため、不動産価格も日本よりも安価になります。必然的に新興国は日本で不動産投資するよりも少額な資金で投資が出来る可能性があるので、不動産投資をしたくても資金的に諦めている方は一度検討してみてください。ただし、海外不動産投資には当然リスクがあるので注意が必要です。特に新興国不動産はリスクが大きいため、慎重に検討するようにしてください。
(5) キャピタルゲインが期待出来る
海外不動産は国内不動産と比べてキャピタルゲインが期待出来ると言われています。その理由は前述した「経済成長」と「人口増加」です。国が経済成長することで国民の所得が増え、物価も上昇していきます。それに伴い、不動産価格も上がっていくのが通常です。また、国の人口が増加することで、不動産需要も増えて行きます。
そのため、新築の不動産や中古不動産の供給数が需要とともに増えていき、住宅の増加に伴って街が発展していきます。街の発展することでさらに不動産需要が増えて、不動産価格が上昇するという流れです。このように不動産価格の上昇が見込まれるため、うまくいけばキャピタルゲインを取得することが出来ます。
ただし、それは主に新興国だけです。例えば、東南アジアは人口が増加しており、安い労働力を求めて海外から企業が集まることで、街が発展し不動産価格が上昇しています。一方で、先述したように先進国では日本と同様に経済が成熟しているため、大きくキャピタルゲインを取得することは期待できません。
よって、海外不動産投資で大きなキャピタルゲインを期待するなら新興国への投資がおすすめです。
2. 海外不動産投資をするときの注意点
海外不動産投資にはメリットだけなく、当然リスクもあります。中には日本では考えられないリスクもあるので、注意が必要です。リスクを理解しておかないと、大きな損失を出しかねません。
ここでは海外不動産投資をするときに注意するべきポイントを紹介します。
(1) 入念な情報収集が必要
最も重要なポイントは、入念な情報収集です。海外不動産は投資する国によって状況が大きく異なるためです。例えば、アメリカ不動産はほとんど中古物件が締めており、外国人に対しても不動産市場が開かれています。さらに、アメリカは現在でも人口が増加しており、キャピタルゲインも期待出来る安定した投資先です。
一方で、カンボジアは外国人が土地の購入が出来ず、法整備も進んでいないため不動産詐欺も多いです。しかし、経済成長や人口増加は著しく、高利回りを期待出来る投資先になります。このように国によって特徴が変わるため、入念な情報収集は必要不可欠です。とはいえ、海外不動産を購入するときに現地の不動産を何度も確認することは容易ではありません。特に現在の新型コロナウイルスの世界情勢では、現地の不動産を確認するのは非常に難しいです。
このため、現地の最新情報が収集出来る信頼性の高いエージェントや不動産会社を見つけることが非常に重要になります。
(2) カントリーリスクや為替リスクなどを理解する
海外不動産にはリスクもあります。主なリスクは以下になります。
・為替リスク
・カントリーリスク
・治安悪化のリスク
・経済成長が止まるリスク
・不動産の管理が難しい
上記の中には、カントリーリスクなど日本では起きにくいリスクもあります。カントリーリスクとは、国の情勢が変更することで起きるリスクです。例えば、政権の交代によって法律が改正され、外国人投資家を優遇する政策がいきなり冷遇する政策に変わって不動産が没収されることが起こる可能性もあります。
こういった事態を防ぐためには、国際情勢に目を配ることが重要です。
(3) 新興国と先進国の特徴を理解する
新興国と先進国の特徴を理解することは、海外不動産投資を成功させるうえで非常に重要です。主な先進国と新興国の違いは以下になります。
上記のように先進国はローリスクローリターンで、新興国はハイリスクハイリターンという特徴があります。
3. まとめ
海外不動産投資には、国内不動産投資にないメリットが多くあります。ただし、注意すべきポイントも多いので、それぞれをよく理解することが重要です。海外不動産投資を検討する際の参考にして頂けると幸いです。
Asset Oceanが根本的に解決を目指す課題は、海外不動産投資のハードルを下げ、市場を活性化させることです。