ベトナムでの不動産投資はおすすめ?メリット・デメリットや成功するためのコツを教えます!
「ベトナムで不動産投資をするときのポイントを知りたい」
上記のように、ベトナムでの不動産投資に興味を持っている方は少なくありません。新興国であるベトナムは経済成長をしている最中で、不動産価格も上昇しています。日本での不動産投資と比べてキャピタルゲインが期待出来るため、注目を集めています。
しかし、ベトナムは外国人の投資家に対して多くの規制があるため、注意が必要です。この記事ではベトナムで不動産投資をするときのメリットや注意点、購入手順、成功するためのポイントなどについて詳しく解説していきます。
ベトナムでの不動産投資を検討している方は最後まで読んで参考にしてみてください。
目次
1. ベトナムで不動産投資をする際のメリット
ベトナムで不動産投資をするメリットは以下の3つです。
(1)不動産価格が上昇している
(2)人口増加から高い利回りが期待出来る
(3)日本と比べて物件価格が安い
それぞれについて説明します。
(1) 不動産価格が上昇している
ベトナムは経済成長によって都市開発が進んでおり、不動産価格が上昇しています。新型コロナウイルスの影響があった2020年でも経済成長率2.91%を維持しており、2019年は7.02%とASEAN地域でもトップクラスの成長率を記録しました。上記のような経済成長は今後も続くことが予想されるため、東南アジアの中でも注目の投資先になります。
参考:外務省
(2) 人口増加から高い利回りが期待出来る
ベトナムの人口は現在約9,762万人です。しかし、今後も人口が増加していくことが予測されており、不動産需要の増加が期待されています。さらに、今後都市化が進み都市部と農村部の人口が逆転していくと予想されていることも不動産需要の増加が期待されている原因です。特にハノイやホーチミンなどの主要都市の人口は、年々増加の一途にあります。
参考資料:経済産業省
参考:外務省
上記の人口増加によって不動産需要の増加が見込めるため、都市部の不動産は高い利回りを期待されています。
(3) 日本と比べて物件価格が安い
ベトナムは日本と比較すると物価が安く、物件価格が安価です。そのため、日本で不動産投資するよりも少ない資金で投資が出来ます。ただし、海外不動産への融資をしてくれる金融機関は少ないため、物件の購入資金をすべて自己資金で用意しないといけない可能性が高いのは注意が必要です。
2. ベトナムで不動産投資をする際のデメリット
ベトナムで不動産投資をするときのデメリットは以下の3つです。
(1)外国人の不動産投資に対する規制がある
(2)海外送金の手続きが複雑
(3)外国人の不動産保有期間が50年である
それぞれについて説明します。
(1) 外国人の不動産投資に対する規制がある
ベトナムは外国人が自由にすべての物件を購入出来るわけではありません。基本的に土地の所有権を得ることが出来ないうえに、中古物件の購入に関しては現時点で外国人が所有する物件に限られています。また、法人名義で不動産を購入する場合は、社宅用などの用途でしか購入が認められていません。
そのため、法人名義で不動産を購入してしまうと、不動産投資は難しくなります。
(2) 海外送金の手続きが複雑
ベトナムは社会主義国であるため、ベトナムの通貨である「ドン」を外貨に両替して海外に送金することが困難です。必要な書類も多く手続きが複雑なためです。
送金するためには、以下の書類が必要になります。
・契約書や権利書
・購入証明書
・賃貸許可書
・納税証明書
・家賃収入の証明書
上記の書類に関してはあくまで一例ですので、必要な書類に関してはエージェントや仲介会社などに確認するようにしてください。
(3) 外国人の不動産の所有期間が50年である
ベトナムでは外国人が不動産を所有する場合、所有出来る期間が50年と定められています。また、外国人が所有していた不動産を購入した場合は、期間が引き継がれます。つまり、前の持ち主が10年間不動産を所有していた場合は、残り40年間しか所有が出来ません。ただし、1回に限り更新が認められており、追加で50年間の延長が可能です。
3. ベトナムで不動産投資を成功するためのポイント
ベトナムで不動産投資を成功するためのポイントは以下の3つです。
(1)信頼出来るエージェントを見つける
(2)狙い目のエリアをきちんと選択する
(3)投資目的を明確にする
それぞれについて説明します。
(1)信頼出来るエージェントを見つける
ベトナムの不動産投資で非常に重要なのが、信頼出来るエージェントを見つけることです。購入する不動産が海外にあるため、気軽に現地に確認しに行くことが出来ません。そのため、エージェントから教えてもらった立地情報や物件の情報などが非常に重要になります。したがって、ベトナムでの不動産投資を成功させるためには、エージェントとの連携が重要です。
(2)狙い目のエリアをきちんと選択する
前述したように、ベトナムで不動産需要が加速しているエリアは主要都市です。そのため、不動産需要の増加が期待出来るエリアを選択することが重要になります。ただし、不動産需要が高まっているエリアでは、今後不動産の建設が過剰に行われて、値崩れを起こすリスクがあるため注意が必要です。
(3)投資目的を明確にする
ベトナム以外の国でも、投資目的を明確にすることは非常に重要です。しかし、ベトナムは外国人に対する規制が多いため、より明確にしておく必要があります。例えば、キャピタルゲインを狙って大きく稼ぐことが目的なら、出口戦略をあらかじめ考えておくことがより重要です。出口戦略をあらかじめ考えておくことでリスクの軽減が出来ますので、明確にしておきましょう。
4. ベトナムで不動産を購入するときの手順
ベトナムで不動産を購入するときの手順は以下の6つです。
(1)ベトナムの不動産投資に強い仲介会社を探す
(2)現地視察に行く
(3)ローンを申し込む
(4)不動産の売買契約をする
(5)費用の支払い
(6)物件の引き渡し
それぞれについて解説します。
(1)ベトナムの不動産投資に強い仲介会社を探す
前述したように仲介会社の選定は非常に重要です。そのため、ベトナムの不動産市場に詳しい仲介会社を選ぶようにしてください。特に日本人のスタッフがいる仲介会社を選ぶことで、不動産取引をスムーズに行うことが出来ます。
(2)現地視察に行く
仲介会社の信頼性や情報の正確性を確かめるためにも、現地視察に行くことが重要です。現地視察を行うことで、ベトナムでの不動産投資が成功する可能性が高くなります。
ちなみに、ベトナムはプレビルド方式の新築物件を購入するケースがほとんどです。そのため、現地を視察する際に物件を直接見ることが出来ないため、注意が必要になります。ただし、今はコロナの影響で自由に海外に行けないため、オンラインなどを活用して物件を確認することがより重要と言えます。
(3)ローンを申し込む
購入する物件が決まったらローンの申し込みを行います。しかし、現地の金融機関で融資を受けることは非常に難しいです。
仮に融資を受けられたとしても、日本よりも金利が高いためおすすめしません。また、日本の金融機関から融資を受けようとしても、国内に不動産を所有していることといった条件が設定されていることが多いです。
このようにベトナムで不動産投資する際には融資が受けにくいため、注意が必要です。
(4)不動産の売買契約をする
購入する不動産が決まったら売買契約を行います。不動産投資会社などに仲介してもらった場合は、現地に行かなくても、契約書にサインをして返送するだけで契約が可能です。このようなメリットがあるため、仲介会社と契約することをおすすめします。
(5)購入費用の支払いと物件の引渡し
契約が成立すると決められた期日内に支払いを行います。ベトナムのコンドミニアムなどの新築物件はプレビルド方式が多いため、そういった物件を購入した場合は、契約時と完成時に購入費を分割して支払う必要があります。
5. まとめ
ベトナムの不動産投資は他の海外不動産投資と比べて利回りが高く、不動産価格の上昇も期待出来るため、売却益を狙いたい方におすすめです。ただし、外国人投資家への規制が非常に多いため、注意点をよく理解しておく必要があります。この記事をベトナムで不動産投資を検討する際の参考にして頂けると幸いです。
Asset Oceanが根本的に解決を目指す課題は、海外不動産投資のハードルを下げ、市場を活性化させることです。